子宮頸がんの妊婦・久保佐和子役に土村 芳(つちむら かほ)さん、佐和子の夫・久保慎吾役に福士誠治が抜擢されたコウノドリ続編の2話。ゲストキャストや、ドラマのあらすじ、原作との違い、ネタバレ感想をお伝えします。
目次
2話ゲストキャスト。子宮頸がんの妊婦役土村芳と夫役福士誠治!
第2話では主に、2組のご家族が登場します。
【第2話のゲストキャスト】
- 子宮頸がんの妊婦・久保佐和子 土村 芳(つちむら かほ)
- 佐和子の夫・久保慎吾 福士 誠治
- キャリアウーマンの妊婦・佐野彩加 高橋 メアリージュン (1話登場)
- 彩加の夫・佐野康孝 ナオト・インティライミ (1話登場)
- NICUでケアを受ける雄平くんの母・三上いづみ 柊 瑠美
- サクラが担当した妊婦・三浦芽美 松本 穂香
子宮頸がんの妊婦という難しい役に挑戦するのは、土村芳さん。
3歳のころから子ども劇団「盛岡子供劇団CATSきゃあ」所属し、2001年小学4年生のときにNHKの正月ドラマ「夢駆ける大地 〜私、牛を飼います〜」で子役デビュー。
その後、劇団解散とともに普通の学生として過ごし、2013年からヒラタオフィスに所属。
2016年NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインの親友役に抜擢されました。2017年には連続ドラマ「恋がヘタでも生きてます」などにも出演し、演技力の確かな女優さんとして注目を集めています。
ドラマ2話のあらすじ&原作エピソードとの違い
コウノドリ2 2話 あらすじ
妊娠19週の久保佐和子(土村芳)に、妊娠の初期検査で子宮頸がんが見つかります。がんの進行が早く、サクラ先生(綾野剛)は赤ちゃんをあきらめてがんの治療をする選択肢を示しますが、佐和子は赤ちゃんをあきらめられません。
出産を希望する佐和子に、サクラ先生は28週で帝王切開してすぐにがんの治療を始めるようにと提案。
28週を超えると、赤ちゃんも後遺症なく育つ確率も高くなります。それでも、肺が未発達で自分では呼吸できません。呼吸器の障害が残る可能性もあります。ほとんどの臓器が完成するのは34週。
お母さんの病気と赤ちゃんの命と。久保夫婦とサクラ先生はいったいどういう決断をするのでしょうか。
一方で、産後、仕事への早期復帰を希望する佐野彩加(高橋メアリージュン)を気に掛ける四宮先生(星野源)。
病気の子の子育てと仕事のキャリアへの思い。そして産後うつ。彩加の抱える悩みに、彩加の夫とペルソナメンバーはどう寄り添っていくのか。
2話は少しシリアスなお話になりそうですね。でも、子宮頸がんワクチンについても取り上げられると思いますので、ぜひ幅広い世代に見て知ってもらいたいなぁと思います。
仕事のキャリアと子育ての問題。女性誌などで特集され話題になることも多いですよね。子育てと両立することで出世から遠のく「マミートラック」なんて言葉もありますしね。
コウノドリがこの問題をどんな風に描いてくれるのか、仕事復帰を目指す一児の母はとても楽しみです。
コウノドリ2 2話 原作との違い
ここから、原作との違いを紹介します。結末などドラマ・原作の内容がネタバレになるかもしれませんので、ネタバレ嫌な方は飛ばしてください!
子宮頸がんのエピソードは、原作コミック13巻【子宮頸がん(前編)】と14巻【子宮頸がん(後編)】の2巻にわたって掲載されています。
今わかっている範囲での原作との違いはこちら。
- 子宮頸がんのになる妊婦の名前は、市川マイ(旧姓:岡田)。夫は「テッちゃん」。
- 市川夫婦は、同じ会社に勤めている会社員。(マイは企画部。夫は営業部。)ドラマの久保夫婦は、同じ式場のウェディングプランナー。
夫婦の職業が変わっていることが、物語にどんな変化をもたらすのか気になります!
まだ分かっていることが少ないので、新たに情報がわかったら追記しますね。
ネタバレ結末と感想
コウノドリ原作のネタバレ結末
原作13巻14巻【子宮頸がん(前編・後編)】。
妊娠初期検診で子宮頸がんの疑いがあると分かった妊娠16週の市川マイさん。
コルポスコピー検査、子宮頸部の円錐切除手術と検査するたび良くない結果が出てしまい、妊娠19週で子宮頸がんⅠb期と診断されます。
Ⅰb期になると、広汎子宮全摘手術と言って、子宮と骨盤内のリンパ節などの周辺の組織を広範囲で取り除く必要があります。
「私はこの手で この子を育てたい……」
(引用:漫画「コウノドリ」14巻)
マイさんはこのまま自然分娩まで待つことができない状況です。それでも、子宮を取ってしまえばもう赤ちゃんは産めません。夫婦は妊娠継続を希望することに。
妊娠継続の場合、帝王切開と同時に子宮全摘します。カンファレンスの場で、サクラ先生は28週での帝王切開を提案。しかし、四宮先生と倉崎先生は赤ちゃんの成熟を考えて30~32週まで待つ方が良い、と意見が割れてしまいます。
市川夫婦は32週での帝王切開を選びます。そして、マイさんは「もし子どもが産めなかったら一緒にいても意味がない。離婚しよう」と思いつめていました。
上司やサクラ先生に相談しアドバイスをもらった夫は、もう一度マイさんときちんと話し合う決意で「28週で帝王切開しよう」と自分の考えを伝えました。
子どもを守ることに必死なマイさんは、「テッちゃんは当事者じゃないから(中略)そんな風に言えるんだよ」反対。
「なんでオレはこんなに悩んでんだよ!
マイと 2人でこれから10年20年……その子を育てたいからだろ!」
(引用:漫画「コウノドリ」14巻)
子どもを夫婦2人で守っていきたいという夫の気持ちを受け入れたマイさんは、28週での帝王切開に踏み切ります。
赤ちゃんは無事産まれ、広汎子宮全摘術も終わり、あとは他の組織への転移などがないか病理の結果待ちです。
「やっぱり私 まだ死ねない
この子 育てなきゃ……」
(引用:漫画「コウノドリ」14巻)
産後1か月たち、半年育休を採った夫のサポートのもと、マイさんは体力も徐々に回復し、リハビリや搾乳に大変な毎日を送っています。
でも、マイさんのがんは転移していませんでした。
自分を産んで、病で死んでしまった母親にマイさんを重ねるサクラ先生。サクラ先生が28週の帝王切開にこだわったのは、産科医を目指す動機にもなった「自分の母とケイコママの赤ちゃんを救いたかった」という思いからだったのです。
以上が原作の結末です。
【子宮頸がん】は、サクラ先生のお母さん鴻鳥幸子さんの話と市川マイさんの話がオーバーラップする形で語られます。
ここでは市川さん夫婦に絞ってお伝えしましたが、【子宮頸がん】のエピソードではいろんなところに親が子を思う気持ちが描かれています。
また、市川さん夫婦が同じ職場に勤めていることもあって、職場の理解やサポートについて、同僚や上司がどのように声をかけ行動するのか、イクボスを目指す方にも参考なるお話だと思います。
コウノドリは、主に1つのエピソードでお話が完結しますので、気になるところだけ読んでも理解できるものがほとんどです。
ドラマと合わせて原作も知っておいて損のないお話なので、ぜひ読んでみてくださいね。
※ ドラマの感想は、放送後追記しますね!~