コウノドリ

コウノドリ2-1話原作との違いとキャスト妊婦役は?あらすじネタバレ感想も【2017続編】

続編ドラマ「コウノドリ2」かわいい赤ちゃんや綾野剛さんのピアノも注目ポイントですが、もう一つ気になるのが妊婦さん!初回1話の妊婦さんは誰でしょうか?公式サイトやTwitterインスタグラム「秋ドラマ開幕直前祭!」の内容も含めて原作との違いやあらすじもご紹介します!

1話ゲストキャスト。耳の聞こえない妊婦役は志田未来さん!

第1話には主に3人の妊婦さんが登場します。

【初回第1話のゲストキャスト】

  • 鴻鳥サクラの恩師・荻島勝秀    佐々木蔵之介
  • ろうあ者の妊婦・早見マナ     志田未来
  • 早見マナの夫・健治        泉澤祐希
  • キャリアウーマンの妊婦・佐野彩加 高橋メアリージュン
  • 彩加の夫・佐野康孝        ナオト・インティライミ
  • 2人目妊娠中の教師・久松ユリ   安藤輪子
  • ユリの父・久松一豊        菅原大
  • ユリの夫で婿養子・久松明人      毎熊克哉
  • サクラが担当した妊婦・三浦芽美  松本穂香

前作ドラマコウノドリの第5話で「14歳の妊娠」がテーマとして描かれたとき、志田未来さん主演のドラマ「14才の母」を思い出した方も多いんじゃないでしょうか。

私もそんな一人で、妊婦役の志田未来ちゃん見てみたいなーと思っていたらなんと、初回ゲスト!

当時13才で演じた「14才の母」以来、11年ぶりの妊婦役だそうで、しかも耳が聞こえず会話ができないという難しい役どころ。

TBS公式サイトの企画・鈴木早苗コメントによると、志田未来さんはその演技力と存在感を見込まれて、早見マナ役に選ばれたんだとか!

志田さんも公式サイトでコメントを出していますので一部ご紹介。

(10年前は)お腹に物を詰めても、どこに手を置いたらいいか、どう歩けばいいか、といったことなどがよくわからなくて注意されていたのですが、今回はそれが自然にできたこともあり、その経験が体にまだ染み付いているのかなと思いました。周りの友人も実際に母親になったり、年齢的にも出産というものが身近になってきたので、だからこそ命の重みを考えるようになり、実感しながら演じました。

(引用:TBS公式サイト>お知らせ>志田未来コメント)

2度目の妊婦役ということで、「14才の母」の時の経験が今回の演技に活かされたんですね。

また、公式インスタではこんな素敵なお母さん姿が!

成長した”24才の母”志田未来さん、きっと素敵な妊婦さんを演じてくれるはず!

 

ほかにも、高橋メアリージュンさんと安藤輪子さんが妊婦さん役です。

妊婦さんごとに様々なドラマがあるコウノドリ。
今回はどんな物語を見せてくれるのか、楽しみですね。

ドラマ1話のあらすじ&原作エピソードとの違い



コウノドリ2 1話 あらすじ

前作から2年。鴻鳥サクラ先生(綾野剛)はペルソナを離れ、恩師である荻島勝秀(佐々木蔵之介)がいる離島で島のドクターとして活動中。サクラ先生がこの島に来たのには、何かわけがあるよう。

ピアノを弾きに隠久小学校を訪れたサクラ先生。ピアノを弾いているサクラ先生でしたが、妊娠中の教師久松ユリ(安藤輪子)がみぞおちが痛むと訴え、この島唯一の病院(隠久病院)にで診察を受けることに。

サクラ先生の恩師荻島先生(佐々木蔵之介)も駆けつけ、ユリは妊娠高血圧症と診断されます。

荻島先生は念のためユリを本土の病院に搬送することを決め、ドクターヘリを手配。

ところがさらに、未受診妊婦が羽詰まった状況で病院へやってきます。また、ユリも子癇発作(けいれん)を起こし緊急を要する状態に。

「ここでは手術はできない。血液製剤が足りないんだ……!」

「今、僕たちができる最大限のことを考えませんか」

(引用:TBS「秋ドラマ開幕直前祭!」)

赤ちゃんと母親、すべての命を救う選択とは!?

 

というのが、離島編のあらすじ。もう、私ここまでで十分おなかいっぱい!でも後半、舞台はペルソナ総合病院へ移ります。

 

後期研修医だった下屋先生(松岡茉優)と新生児科の白川先生(坂口健太郎)は、専門医となってペルソナで働いています。

 

離島から帰ってきたサクラは助産師の小松(吉田羊)と耳が聞こえない妊婦の早見マナを診察する。

夫の健治も付き添いで来ていたが、健治も耳が聞こえない。医療用語は手話や口唇術では伝えるのか難しいため、ホワイトボートを使い筆談で伝えることに。

一方、産婦人科医・四宮(星野源)は早く仕事に復帰したいキャリアウーマンの妊婦、佐野彩加を診察する。予定通りに生まれるのか聞いてくる彩加に耳を貸さず、丹念にエコーをかける四宮。診断の結果、彩加の赤ちゃんは“心室中隔欠損”と呼ばれる心臓に小さな穴が開く疾患にかかっている事が分かる。激しく動揺する彩加に周産期センター長の今橋(大森南朋)も加わり、慎重に彩加と夫の康孝に伝える。彩加は早く仕事に復帰したい気持ちと病気の赤ちゃん。2つの不安に挟まれてしまう。

さらにマナも出産を前に、サクラにある不安を打ち明ける…。

(引用:TBS公式サイト>あらすじ)

15分拡大とはいえ1時間でこれだけのエピソード、納まるのかな?

ここまで書いてきたけど、もしかして離島の話は何話かに分割するのかも……。

まぁいいや、続けよう。

コウノドリ2 1話 原作との違い

ここから、原作との違いを紹介したいと思います。結末など原作の内容がネタバレになるかもしれませんので、ネタバレ嫌な方は飛ばしてください!

 

まず、原作で同じエピソードが紹介されているのが17巻【離島医療】と18巻【聴覚障がい】です。

心室中隔欠損は原作にはなく、キャリアウーマン佐野夫婦のエピソードはドラマのオリジナル要素だと思います。出産予定日を気にするお話は9巻【出産予定日】にあるので、ちょっとした会話なんかは共通するものがあるかもしれませんね。

 

原作との違いは、

  • 離島に行くのは研修医の赤西ゴロー先生
  • ゴロー先生は、新しく始まったペルソナ産婦人科医の離島研修(1ヵ月)の第一号として院長に指名された。
  • 離島唯一の病院名は島後病院。産科医(兼総合診療医)は鈴木イチロー医師。
  • 未受診妊婦は切迫早産前に推定24週5日で受診。その後、27週で切迫早産。
  • 久松ユリは足のむくみから妊娠高血圧症がわかり入院したが、この時点で本人は元気。
  • 久松ユリの容体悪化は、未受診妊婦をヘリで搬送したあと次のヘリを待っている間に起こる。
  • 早見マナの夫は健常者だが、仕事のため常に付き添いはできない。

だいたい、こんなところでしょうか。

 

佐々木蔵之介さん演じる離島の医師・荻島勝秀先生の名前は、綾野剛さんの希望もあって、2人の医師のお名前が由来となっています。

鴻鳥サクラのモデルでドラマの撮影協力をされているりんくう総合医療センターの産婦人科医・荻田和秀先生と、同じく撮影協力されている神奈川県立こども医療センターの新生児科医・豊島勝昭先生です。

綾野剛さんはお2人に、患者さんへの声のかけ方や手術の段取・手順など細かく指導していただいているそうで、まさしくサクラ先生の恩師の名前にふさわしいですね!

 

そして、サクラ先生が離島にいるのはなぜか?というところが今シーズンの見どころの一つとなっているので、ただの研修ではなさそう。

ナビ番組では回想として、サクラ先生が退院する赤ちゃんとお母さんを見送るシーンがあったのですが、ほんと何があったのでしょう?原作読者としても気になります。

 

 

また、原作のエピソード【離島医療】は17巻まるまる使って描かれます。

離島での産科や総合診療の現状が丁寧に書かれていますし、島の人々の生活なども垣間見られるのですが、いろいろ端折られていますね。時間に制限のあるドラマですから仕方ないですね。

原作では島のおばあちゃんや入院中の子どもとゴロー先生のやり取りなどもあり、島ののんびりとした暖かい空気感が伝わってくるとても素敵なエピソードとなっていますので、おすすめです!

ゴロー先生にはまさかの再開からの恋の予感(?)もあり、興味のある方はぜひ原作を読んでみてくださいね!

ネタバレ結末と感想



コウノドリ原作のネタバレ結末

まず、ゴロー先生のキャラクターについて興味のある方は、先にこちらの記事をどうぞ。

原作17巻【離島医療】の久松ユリと未受診妊婦。

未受診妊婦は子宮口も開き出血していて、分娩は避けられない。でも、未受診妊婦の赤ちゃんは27週。まだ自分で呼吸出来ない時期。処置するには、設備も医師足りません。

イチロー先生は、ユリさんのために手配していたヘリで、未受診妊婦を先に搬送することを決めます。

ところが血液検査の結果、ユリさんが血小板が減少するHELLP(ヘルプ)症候群と分かります。子癇発作(けいれん)もおきてしまい、早くお産をしないとユリも赤ちゃん危険な状況。次のヘリ到着までは、とても待てそうにありません。

ゴロー先生は帝王切開(カイザー)を提案しますが、イチロー先生は病院には輸血製剤がないため出来ないと言います。しかし、赤ちゃんの心拍が落ち始め、このままでは命が危ない。

「なんでオレはこの島に来たんだよ!」

(引用:漫画「コウノドリ」17巻)

何もできないことを嘆くゴロー先生の叫びに、イチロー先生は帝王切開に踏み切ります。

 

幸い輸血する必要もなく、手術は無事成功。未受診妊婦も搬送先で出産して、赤ちゃんも大きな合併症ないと連絡がありました。

今回のことで、産科医一人体制の緊急時のリスクと、地域医療の厳しさを知ったゴロー先生。それでも島が好きで島民の命の始まりから終わりまでかかわっていきたいというイチロー先生の言葉に、感じるところがあった様子です。

研修を終えたゴロー先生は島の住民に見送られ、ペルソナに戻ったのでした。

 

原作18巻【聴覚障がい】ろう者の妊婦。

耳の聞こえない妊婦さんを診た経験がないサクラ先生と小松さんは、助産師仲間やペルソナの他の医師たちに相談します。

いろいろな助言を受け、試行錯誤しながらもマナさんの気持ちに寄り添う対応を心がけます。

いよいよ出産。陣痛中の筆談でのコミュニケーションに不安を感じるペルソナスタッフですが、手話のできるマナの夫が立ち会うことができるのでちょっと安心していました。

しかし、赤ちゃんがしんどくなってきて、吸引分娩することに。マナさんは不安で状況を知りたいのですが、夫は焦りもあって医療用語がうまく伝えられません。

小松さんがホワイトボードを使い、状況と指示を短く伝え、マナさんは無事出産出来たのでした。

 

以上が原作での結末です。

 

【聴覚障がい】では、耳の聞こえない妊婦に戸惑うサクラ先生の珍しいアタフタが好きなので、ぜひドラマでも再現してほしい!

【離島医療】久松ユリさんの義父さんとか、島民がとっても良いキャラばかりなので、出てこないかなー?無理かなぁ?

初期研修医にブチキレる四宮先生@星野源さんも見たい!いや、でも、キレる源さん想像つかない……!!

 

まぁ、いろいろ期待はありますが、前作ドラマも原作と内容が違っていても素敵なお話ばかりだったので、楽しみに待ちたいと思います。

コウノドリ2 1話 感想&ネタバレ

コウノドリ第2シリーズ1話!前作同様、ジーンとするシーンあり胸が痛くなるシーンありで非常に見ごたえありました!

なんといっても、出産シーンがやっぱり素敵でした。1話では、赤ちゃんの産声が注目ポイントでしたね!

まず、離島での緊急帝王切開!赤ちゃんがなかなか泣いてくれなくて、非常にハラハラしました!泣いてくれ~ここじゃサクラ先生に技術があっても設備がないんだよ!!と、もうドラマ開始10分で涙腺が危うい私。無事産声を聞かせてくれた時、ドラマ内のご両親や医療スタッフの良かった~の安堵の表情と一緒にはぁーっと息をついてしまいました。

志田未来さん演じるろう者の妊婦早見マナさんの出産シーンは、期待も大きくてどうかな?なんて思っていたのですが、鳥肌立ちまくりでした。

無音の中、響く鼓動の振動、産声が聞こえないマナさんが心配そうに見守る顔。赤ちゃんを抱きあげる助産師さんの満面の笑み。そして、赤ちゃんを胸元に抱かせてもらった瞬間に響く赤ちゃんの声!

素晴らしかったです!今思い出して、またもや涙腺が危うい。

分娩中の指示をパネルで出すとか、目をつむってしまって「目を開けて!」と慌てたこと。また、車が来たことを娘さんが教えてくれたこと。これらのエピソードは、今回手話指導をされたご夫婦の実際の体験談なんだそうですよ。

 

高橋メアリージュンさん演じる、キャリアウーマン佐野彩加さんのお話は、見るたびに心が痛くて……。他人事な旦那さん(ナオト・インティライミ)に「手伝うじゃないだろ、あんたの子供だよ」と厳しく突っ込むしのりん!よく言った!!そうだよ!育児も家事も「手伝う」って……夫はお客さんじゃないんだから!

母親なんだからできて当然、やって当然と思われていることが多くって、このやろーって思うことなんかしょっちゅう。私だって苦手な家事あるし、お父さん(夫)だってやればできるよね!?って。まぁ、子どものころから刷り込まれてるんでしょうから、徐々に教育していくしかないのはわかってるんですけど。いかん、愚痴ってしまった。

コウノドリ見て開眼してくれ、うちの夫!

 

職場の理解のなさや冷たい対応やいまいち理解の薄い夫。進まない仕事や家事に育児に追われて、彩加さんがだんだん孤独になって追い詰められていくのが、もう見ててツライ……。

という書き込みがあって、程度の差はあれどんな母親もこんな日を必死に乗り越えている……。

全く同感で、そのことを一番身近な夫すら理解していない。ひどいと自分の母も理解してくれないこともあったりするんですよね。「みんな耐えてきたんだから、耐えるのが当たり前」みたいな。

自分ができるから他人ができる、他人ができるから自分もできるっていうのは間違いで、それぞれ得意不得意があるんだから、障害ある人もない人も、子どもがいる人もいない人も、みんなで助け合って子育てしていこうよっていうのが当たり前の世の中になっていけば、もっとみんなが楽に子育て出来るようになると思うんだけど、難しいなぁ。

今後、サクラ先生やペルソナメンバーがどういった対応をしていくのか。

夫が改心して彩加さんが救われるといいんですけど……。

 

2話は子宮頸がんがテーマですね。少しシリアスな内容になりますが、ワクチンの接種も含め知っておきたいことも多いお話ですね!彩加さんのその後も含めて、目とタオルが離せなませんね!!非常に楽しみです。

 

2話のあらすじ・原作ネタバレ・感想はこちら